リトミック開催、保護者の方の理解と見守り、手遊び、お名前確認
平成28年4月16日(土)14時から
西宮にご在住の金子佑美子先生をお招きして音楽療法リトミックが開催されました。
今回もたくさんの方にご参加いただき開催することができました。
まずは先生のほうから、お子様の動きや参加状況に関して、
その時に嫌がったり、違う行動をしていても、無理にその輪の中に参加させることは必要なく、お子様の気の向くまま、動いていることを許してほしいと伝えられました。
きっと、その時に輪の中に入れなくても耳は聞いていて、興味がわいてきたら自然と参加しているものですが、保護者の方のお気持はソワソワするものです。保護者の方にはそのご協力とご理解をいただいたところで開始です。
最初は手遊びで数を数えたり、お名前を1人1人に確認して聞いていきます。
みんな恥ずかしがりながらも、自分のお名前を言えました。
恥ずかしすぎて言えない子は、名前シールを胸や腕、背中に貼っていますので、指導員と確認しながらお名前を呼んで、輪の中に入っていきやすい環境を作ります。
小さい声でもみんなに自己表現ができています。素晴らしいことです。
保護者の方もお子様の表現に笑顔になったりしています。
自分を認めて受け入れてもらえることは、お子様にとっても、導入部分で大切なことですね。
これから、どんな楽しいことが起こるのか、みんなわくわくしながら次の展開を待ちます!!
全身の粗大運動、ハンカチの選択、自己決定
導入とお名前確認の後は、全身運動をするためのハンカチ選びです。
たくさんあるハンカチから、自分の好みのハンカチはどれか先生が選ぶように声掛けをしています。
それぞれに選択にも個性が出て、色の選び方、柄の選び方など子どもたちの真剣な表情も垣間見れます。
たくさんのハンカチの中から自分のものを1つ選び出すことも選択する1つの行動として大切です。
自己決定ですね。
さて、このハンカチを使ってどのように運動をするのか、楽しむのか、展開がワクワクします。
音楽が始まると、ハンカチを頭の上のほうでクルクルと振り回すように声掛けします。
元気よく腕を伸ばし、クルクルとハンカチが周り、しっかり上肢が動いています。
カラフルなハンカチが、クルクル回って躍動感がありますね。
クルクル回した後は、ポーンと放り投げて取る、手と目の協応、両手の協応、全身運動です。
しっかりと目で追って、子どもたちは必死にハンカチを取ろうとしています。
失敗しても気にしない、元気に何度でも楽しそうにできています。こんな感じで、自然な形でも感覚統合はできていますね。
放り投げる後は、両手でハンカチを引っ張って左右に振ったり、引っ張ったままタイヤのようにクルクル前回り、後ろ回りして、同じハンカチでもこんな風にいろんな遊び方、動かし方があるんですね。
子どもたちも自然な形で全身のたくさんの機能を働かせています。
楽しく運動できていることが素晴らしい!!
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音階に合わせて絵カードとパペットで引きつける
ドレミの音階で絵カードを使用しながら子どもたちの興味を引きつけます。胸の部分から出てくるカードのイラストに子どもたちがひきつけられています。
様々なイラストに音階が付いているので親しみやすく、音階カードを説明した後はみんなそのカードをタッチしています。
楽しそうです。
ずっと金子先生のサポートをしている金子先生の娘さんもとても良いタイミングで、とっても素晴らしい助手ぶりです!!
音階カードも出し切るとみんなで提示してドレミ・・・と大きな声で読み上げて発声練習です。
周りのお友達に誘導されて自然に子どもたちは大きな声を発生させています。自然な形で発語が促されていく様子が見えました。
絵カードの後はさらに、ドレミの音が鳴るパペットを準備されています。いろんな動物たちの口からは、それぞれに音が鳴り、興味深くそれを触っています。
音が鳴ると嬉しそう! 楽しそう!!
笑顔になっています。
順番にみんなで触りその感触も確かめて、音も聞き取りながら進められます。
パペットのたくさんの動物たちに触れて次は何が出てくるのか興味深々!!
音階のシートで歩きながら発声し、楽しむ
次に準備されていたのは、ドレミ~ドまでの音階を表した大きなシートです。
これでまた何が誘導されるのか、それにひきつけられています。
音階の説明、先ほどの絵カード、鍵盤のどの位置か・・・などの理解にも役立ちますね!!
みんなで発声練習、いつも小さな声のお子様も、周りの雰囲気で大きな声が出ています。素晴らしい!!
そのあとは先生に誘導されながら、音階のシートの上を歩いてみます。慎重に1つずつ見ながら歩けています。
周りの児童の声にも合わせて大きな声でドレミを発声しています。
大きな声を出すことが不得意な児童の方には、自然な形でのアプローチができて、効果も見れてとても素晴らしいと思います。
慎重に進んだり軽快に進んだり、児童によって様々です。それぞれの形で自分の機会を楽しんでいる様子です。
リズムもそれぞれに違いますが、恥ずかしがり屋さんも、照れくさそうに、みんなの見ている前で歩き、ドレミを発声しています。
最初は加わることが苦手だった児童の方も、途中からは興味がわいて参加しています。
とても良い傾向!!
自由な表現、色彩感覚を楽しむ、色紙をちぎる、貼りつける
今回は、紙コップを利用して、工作です。
シンプルな作り方だけど、自分で持って帰れる簡単なおもちゃが作れるとあって、みんなワクワクしながら、どんなものが出来上がるのか、真剣に見ています。
保護者の方も加わって、児童のサポートもしてくれています。
一緒に参加して、親子で何かを作り上げる楽しみは、お子様にはとても大切な時間となります。
折り紙をもらって、それにお絵描きしたり、ちぎったり、貼りつけたり、それぞれに思う紙コップが出来上がっています。
最後は金子先生と、金子先生の娘さんのお二人で並んで、輪ゴムを紙コップにかけて、紙コップがジャンプする仕掛けを作ってくれています。
助手の娘さんもいつもされていることなので、スムーズに作業をしてくれています!!
とっても頼もしい助手ですね!!
工作が出来上がるとお部屋のあちこちでいろんな飾り付けのコップがはねまわっています。みんなとっても楽しそうです!!
今回、初めてマザーズハグに来てくれて、リトミックを開催してくれた金子先生、そして娘さん。
児童の数も以前より増えてたくさんのお子様に参加していただきました。リトミックがどんな感じかもご理解いただけて、保護者の方も安心され、いつもと違うお子様の様子が見れて、よかったとのことでした。
毎回、リトミックのイベントはご好評をいただいています。
とても楽しい会になりました。今回だけでなく、これからも是非、たくさんのお子さんのために音楽療法を展開してください。楽しみにしています!!
西宮からのサポートありがとうございました!!今後も連携のほどよろしくお願いいたします!!
※ 発達障がいのお子様、また発達障がいではないだろうか?とお悩みをお持ちの保護者様からのご相談もお受けいたしております。
例)
★言葉が出ない手先が不器用なんだけど・・・
★集団になじめない視線が合いにくい
★自分の思うようにならないとパニックになる、かんしゃくを起こす
★言葉が表現できないので、自己表現できなくて泣く・・・
★または、療育を受けたほうがいいと思うけどその方法がわからない・・・
などでも結構です。
ママ友さんたちの勉強会もお声かけていただければ、時間の許す限り、出張させていただきます。
自閉症スペクトラム等、発達障害、グレーゾーンのお子様に関する育児のお悩み
保護者様の心に寄り添うカウンセリング、アドバイスを主体にしております
代表者経歴
村田悦子 児童発達支援管理責任者。正看護師であり、元大学教員。
現在は、兵庫県下の児童発達支援事業所(未修学の発達障がいの診断をお持ちのお子様対象)に管理者、児童発達支援管理責任者の兼務で所属。
管理者自身の子が発達障がいであることを受け入れられず個性と捉え続けた結果、適切な時期に訓練を受けさせられなかった反省から同じ境遇に苦しむ親子への支援と発達障がいの啓蒙活動に従事している。
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